高圧ガスの単位(N㎥、S㎥、kg)

高圧ガスの単位には、N㎥(ノルマルリューベ)、S㎥(スタンダードリューベ)、kgなど様々な単位があります。

厳密にいうとこの他にも単位はありますが、基礎的な知識をざっくりと知りたいという方向けにわかりやすく簡潔にまとめました。

※あくまで基礎知識を学びたいという方向けですので、より専門的な知識を知りたいという方は専門書や他のサイトをご参照いただけましたら幸いです。

目次

  1. 主な高圧ガスの単位
  2. N㎥(ノルマルリューベ)
  3. S㎥(スタンダードリューベ)
  4. kg(キログラム)
  5. L、ℓ(リットル、リッター)
  6. ガスの換算表(エクセル換算表有)
  7. ガスボンベは何故7㎥というのか
  8. 高圧ガス換算表(エクセル)

1.主な高圧ガスの単位

主な高圧ガスの単位はざっくり分類すると

  • 重量の単位:kg(キログラム)
  • 体積の単位:N㎥、S㎥
  • 液体状態での容積単位:L、ℓ(リットル)

に分類されます。

それぞれの意味、使い方は下記の通りです。

2.N㎥(ノルマルリューベ)

表記:N㎥、Nm3、ノルマル立方メートル

読み方:ノルマルリューベ(英語表記はNormalですが、なぜかノルマルと呼びます)

意味:標準(基準)状態(0℃、大気圧状態)でのガス体積

ガスを使う設備の使用量や、ガスを発生させる装置の能力値を表す際に使用されることが多い。

3.S㎥(スタンダードリューベ)

表記:S㎥、Sm3、スタンダード立方メートル

読み方:スタンダードリューベ

意味:35℃(地域によっては20℃)、大気圧状態でのガス体積

ガス業界での取引単位やガスを製造する工場での充填量を表す際に使われることが多い。

ガスの体積は温度によって変化しますので、0℃時点での体積(N㎥)と35℃時点での体積(S㎥)に差が出ます。

4.kg(キログラム)

表記:kg

読み方:キログラム

意味:ガスの重量を表す。一般的な重さの単位であるkgと使い方は同じ。

ローリー車での納入など液体状態でのガスの納入量などに使われることが多い。

5.L、ℓ(リットル、リッター)

表記:L、ℓ

読み方:リットル、リッター

意味:ガスの容積(体積)を表す。一般的な体積の単位であるL、ℓと使い方は同じ。1,000L=1m3。

液体状態のガス容積(体積)に使うことが多い。ガス状態での体積を表すときに使う時もあります。

6.ガスの換算表

主な高圧ガスの換算表は下記の通りです。

ガス種によって換算係数が異なります。

ガス名kgℓNm3
(0℃、大気圧)
Sm3
(35℃、大気圧)
酸素1
1.14
1.429
1.267
0.877
1
1.253
1.111
0.700
0.798
1
0.886
0.790
0.900
1.128
1
窒素1
0.810
1.251
1.109
1.235
1
1.544
1.369
0.800
0.648
1
0.886
0.902
0.731
1.128
1
アルゴン1
1.402
1.783
1.581
0.713
1
1.272
1.128
0.561
0.786
1
0.886
0.632
0.887
1.128
1
水素1
0.071
0.090
0.080
14.10
1
1.267
1.122
11.14
0.790
1
0.886
12.56
0.891
1.128
1
炭酸ガス1
1.031
1.977
1.752
0.971
1
1.919
1.701
0.506
0.521
1
0.886
0.571
0.588
1.128
1

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ガスの単位換算、価格の比較にご使用下さい。

下記よりエクセルの表をダウンロードできます。シートで「量」「価格」が分かれております。

7.ガスボンベは何故7㎥というのか

最も多く流通しているサイズのガスボンベのことをよく7㎥と呼びますが、これは正確にはガスの充填量が7S㎥という意味です。

水容積で46.7Lの容器に圧力14.7MPa(大気圧の約150倍の圧力)で充填しているので、

46.7L × 150 = 7,005L ≒ 7㎥

となるので、7㎥となります。

ちなみにトヨタ自動車が販売している水素自動車(FCV)の充填圧力は約70MPa(大気圧の約700倍)です。

ものすごい圧力ですね。

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